自己肯定感とかそういうことについての考察。今回は血を吐きそうです
先日、友人とランチに行ってきた。その友人との会話の中で、
私「自分を大切にするしかないと思ってる」
友人「人に迷惑をかけなければね」
ここから先の話は、私の中の独り言、一人遊び。なので友人をこき下ろすとか、批判するつもりはない。だが、誤解もされそうなので先に断っておく。・・・血を吐きそうなのは、やはり友人を批判しているようにも感じる自分がいるから。
「人に迷惑をかけなければね。」
・・・うん、そうなんだけど、なんかちょっとひっかかった。
「人に迷惑をかけてはいけません」
当然のこと、だとも思う。
だけど。
何か腑に落ちないものがある。
なんだろう。
私が自由に生きることで、誰かに迷惑をかけているのだろうか。
まぁそういうこともあるかもしれない。
だけど
自由に生きようとそうでなく生きようと
迷惑をかけるものはかける。
酸素を吸って二酸化炭素を吐いているだけで地球上の誰かの迷惑になっているかもしれない。
私が自由に生きているからといって
誰かに何かを強制するつもりもない。
仲間はいてくれたらうれしいからおすすめしたりするけど
(手作りパンとか着物とか)
かつて私も「人に迷惑をかけてはいけない」
というのを半ば信仰のように考えていたが
そのように考えられなくなる事件があった。
数年前のぶっ倒れ事件。
精神的にパニックを起こし、統合失調症発症か?てくらいの症状が出た。当然育児はできないし家事もできないし、一時実家で面倒を見てもらって、子供たちも祖父母に預けられた大変な時期。
それから数年、今ようやくこんな感じで過ごせられるようになったんだけど
そりゃもう大迷惑ですよ。
「人に迷惑をかけてはいけない」と思っていた私が、周りに大大・・・大迷惑かけてる。
死にたくなる。いやその前に死にかけてたけど。
だけど・・・
それでも、受け入れてくれた人がいた。環境があった。
それから、
あ、大丈夫なんだ。
と、思うようになった。
これが、いわゆる「自己肯定感」の核なのかもしれない。
「人に迷惑をかけてはいけない」=「私に迷惑をかけないで」=「私の領域に踏み込まないで」
が
「人に迷惑をかけることもあるけど大丈夫」=「私が迷惑をかけられることもあるけど大丈夫」
に変わっていく。
うちの旦那は、自分のことを自己肯定感低いと言っているけど、そんなことない。この人かなり自己肯定感ある。
どうもねー、何をしても「しゃーないねー(笑)」と言って育てられてるからじゃないかな、って思う。
昨日、NHKの「100分で名著」の録画を見ました。今月は、坂口安吾「堕落論」。
タイムリーーーなお話でした。
独り、曠野を行く。泣きそうです。
<今月の教室予定>
7月19日(火)、23日(土)、26日(火)、28日(木)
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